スイス旅行記 08

モンブランの北側の麓にある、シャモニ(フランス領)からロープウエイで少し上がったところ、プラン・ドゥ・レギーユという中継地点。紺碧の青空に空気が澄み切っていて、気持ちいい〜〜〜(^^)

最大勾配90%、標高差約2800m(標高1030〜3842m)をわずか8分で結びます。時速はなんと38q・・山頂の駅が見えるかな?こんなこわいロープウエイに乗ったのは初めてでした(>_<)

真下に見えるのは、モンブラン山東面にある谷氷河、Mer de Glace(「氷の海」)。全長約13q。ロープウエイの窓を開けて撮影してます(^_^;)

ロープウェイから眺めるヴェルト針峰(4122m) 針峰は氷河の浸食によってできたものらしいです。とんがり帽子のような岩肌が、なんともいえない威圧感がありますね。

ロープウエイの終着点、エギーユ・デュ・ミディ(3842m)は富士山の頂上よりも高く、とにかく空気が薄い(>_<)ふつうに歩いてても頭がくらくらしちゃいます。

エギーユ・デュ・ミディのモンブランテラス。7月中旬ですが、寒い寒い!凍えちゃいそう(>_<)

エギーユ・デュ・ミディから見たシャモニの谷 エギーユ・デュ・ミディという名前は、「正午の時計の針」という意味があるそうです。

同じくそこから眺めたモンブラン(4810m)の山頂 ここの雪は万年雪。溶けてなくなることはありません

そこから、ロープウェイでイタリア領に向かいます。この針峰は、グランド・ジョラスだったと思います。←違ったら訂正します(^_^;)

ロープウエイはいつでも窓が開き、風が吹くと時々止まってくれます。そのときがシャッターチャンス!(^^)

プラン・ドゥ・レギーユに帰ってきました。この場所を起点にして無数のハイキングコースが広がり、みなさん思い思いに散っていきます。

もともと高地なので空気が澄みきっているうえに、この日は雲一つない快晴。あまりの気持ちよさに、ハイカーが寝っ転がって針峰を眺めてます(^^)

モンブランの麓・シャモニから、マッターホルンの麓・ツェルマットへバスで移動します。右車線なので日本とは真逆ですが、車の流れ(速度)は日本と同じくらい。

シャモニ〜ツェルマット間の峠にて。バスからの車窓はまるでミニチュア模型のよう。

ツェルマットの駅前では馬車が出迎えてくれました。ツェルマットはガソリン車が一切禁止されており、進入することもできません。うしろの小さなバスも電気自動車です。

午前4時53分(カメラ記憶時間から日本時間−8Hで逆算)、まだ薄暗い中、マッターホルンの頂上に深紅の朝焼けが照らし出されます (旅行中ほとんど寝てません(^^;))

やがて山頂を照らす光の帯が徐々に下がり、空が藍色に染まっていきます。マッターホルンの朝焼けはやはり格別です!

太陽が完全に昇り、マッターホルンが全容を表したころ、空は藍色から真っ青に。今日も最高のお天気!ツェルマットが快晴って、珍しいんですよ(^^)

朝焼けを撮影したらすぐにスネガ方面のケーブルカー乗り場へ。このスネガパラダイスから見たマッターホルンがわたしは一番好きです。

スネガパラダイスから少し歩くとライゼー湖が見えてきました。透明度の高い湖に鏡のようにマッターホルンが映し出されます。

スネガパラダイスに戻ってきました。ここから少しゴンドラで登ったところにあるブラウヘルトを経由して、ロートホルン・パラダイスに向かいます。

ロートホルン・パラダイスに着いて少し歩くと、フィンデルン氷河が、目に飛び込んできました。あまりの雄大さに度肝を抜かれます!

おいらもここで座って休憩しよう(*^_^*)

ロートホルンからブラウヘルトを経由してシュテリゼー湖に向かいます。

シュテリゼー湖につきました。穏やかな風が湖面を揺らし、逆さマッターホルンが見れません・・ざんねん!(>_<)

シュテリゼー湖の湖畔をてくてく、てくてく。風、やまないかなあ?波が立たなかったら湖面が鏡になるんだけどなぁ・・。

ブラウヘルトからスネガを眺めます。空気が乾燥しているからか、遠くの景色までくっきりと視界に入ります(^^)

ゴンドラの速度は思いのほか速く、けっこう怖いです(^^;)とく下りは迫力満点!ゆうえんちのアトラクションのよう。

だれも乗ってないゴンドラ。ゆらゆら揺られながら冬のゲレンデを想像したりして・・

今日はひとりできたけど、私もいつか家庭を持って再び訪れたいです。家族でハイキング・・最高ですね。(^^)

トンネルを抜けてケーブルカー乗り場に戻り、ツェルマットを経由して、今度はシュルーマッテンへ向かいます。

さらにそこから登ると・シュヴァルツゼー・パラダイスという中継点が見えてきます

おなかも空いたし、ここでおひるごはんを食べよっと(^o^)

心地よい風が頬を撫でます。ちょっぴり高かったけどおいしかったあ〜♪

この角度から見るマッターホルンも威風堂々としていていいなぁ・・

ありがとう・・マッターホルン。最後に夕焼けを撮影して、明日はグリンデルワルトに向かうぞ〜

翌日、ラウターブルンネンにやってきました。ラウターブルンネンとは「音の鳴り響く泉」という意味とか。落差300mの滝の瀑音が村全体に轟きます。

そこからベルナーオーバーラント鉄道で少し東に行くと、グリンデルヴァルトに着きます。ため息が出るほど美しい町並み

グリンデルヴァルトの中心部。ホテルのベランダやレストランの軒先に飾られた花々が景色と調和しています

ここから路線バスに乗って、ブスアルプに向かいます。

自家用車でも狭いと感じるくらいの細い道をくねくねと。離合の時はたいへん(>_<)

ブスアルプに着きました。ハイカーたちが気軽に声をかけてくれたので、記念写真をパシャッ。

空気が澄み切っているので、遠くの山もくっきりと見渡せます。歩いてるだけで気持ちいい。頬を撫でる風がほんとうに心地いい・・

ブスアルプから眺めるグリンデルヴァルトとユングフラウ三山。ここからハングライダーで飛んだら気持ちいいだろうなあ・・
(左から、ベッターホルン、シュレックホルン、フィンスターアールホルン)

おなかが空いたので、ブスアルプの野外レストランでまたまた軽食を摂ることにしました。

青空の下で飲む、牛乳がおいしい〜〜(^o^)

ここではなにげない日常にすぎないんだろうけど、まるで映画のワンシーンのよう。目に映るもの全てが絵になります。

ここで暮らしている人が心底羨ましい・・こんな素晴らしい環境で過ごせるなんて、なんて豊穣な人生なんだろう・・

グリンデルヴァルトから、今度はクライネシャイデックに向かいました。7月ですが、まだ残雪が残っています。

クライネシャイデック駅から、ユングフラウヨッホに向かう列車に乗り換え。少し乗り継ぎ時間に余裕があったので撮影です。

赤い車両が青空と新緑の丘をバックに映えています。

車窓から見えるユングフラウ峰を眺めながら出発を待ちます。お弁当を食べている人もいました(^^)

アイガー・メンヒ・それにユングフラウはオーバーラント三山と呼ばれています。
ユングフラウは”乙女”の意ですが、その威容からは、あまり想像つかないですね。

ここ、クライネシャイデック駅は標高2061m。さらにここから標高3454mのユングフラウヨッホ駅まで向かいます。

ユングフラウ駅に向かう途中、突然トンネルの中のアイスメーア駅で電車がとまりました。

アイスメーア駅を降りると展望台になってて、どうやらこの景色を眺めるためのサービス停車のようです。

ユングフラウヨッホに着きました。急に空気が薄くなったのでびっくり。スイスの国旗が強風に靡いていました。

ユングフラウヨッホから見るアレッチ氷河。2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。

温室効果ガスの放出がこのまま増え続けると、アレッチ氷河の80%が失われるそうです。なんとか食い止めなきゃ(>_<)

突然ですが、場面変わってルツェルンの嘆きのライオン像です。
フランス革命でルイ16世に忠誠を貫いた786人のスイス兵を弔うために作られました

ルツェルンの町並み。ピカソ美術館のまえの通りですね。

ロイス川に架かる、全長204mのカペル橋。八角形の塔は水の塔と呼ばれています。天気が悪かったのが残念!

17世紀頃には、ルツェルンの歴史などが描かれた111枚の板絵が橋に飾られていたそうです。

またまた所変わって、今度はスイスの首都ベルン。1986年に旧市街が世界遺産に登録されました。

高さ約100mの鐘楼から旧市街を眺めています。エレベーターなどないので、上がりきったら息が切れてました(^^;)

手前の川はアーレ川。自然の防壁になっていたとか。それにしても旧市街の町並みは美しい。

月並みな表現ですが、ほんとにタイムスリップしたようで、キョロキョロしながら歩いてます。

しばらく歩くと鐘楼のまえに到着。そこにはめちゃめちゃ凝った仕掛け時計がありました。

ベルンの中心街にはトラムがはしっていました。私は鉄なので撮らずにはおられません(^^;)

最後までお読みくださってありがとうございましたm(_ _)m
下記のバナーにロートホルン鉄道・ゴルナーグラード鉄道の写真もまとめましたので、よかったらご覧ください




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