8日目



ハァハァハァ・・
こ・・ここはいったいどこやねん?
大調教場の広がる光景は、ど・・どこにあんねん?

いま、わたしはシャンティ大調教場・・のすぐ近くにいるはず。。。。である。
4年前にツアーで訪れた場所のはずなのに、さっぱり場所が思い出せない。

その4年前・・日本では見たことのない、あまりに広大な調教場に大感動し、
「いつか・・またここに訪れるぞ!」と堅く心に誓って、今日、またここシャンティに来たわけだが、どこにも”広がる光景”が見当たらないのだ。
重いバックを背負いながら、もう5qは歩いている。足裏の肉刺(まめ)が破れて痛みがひどい。

4年前は楽だった。Kツーリストの用意したバスがホテルまの玄関まで迎えに来てくれて、バスの中で寝ていると、小一時間ほどでシャンティの大調教場に着いた。
あとは、ついてまわるだけ。カルガモの親子のようにガイドさんのうしろにくっついてるだけで、厩舎や大調教場、馬の博物館等々を粗方見学させてもらった。

それに比べて今年は、ここ、シャンティに来るまでが大変だった。
パリからシャンティまでのアクセス方法は単純で、北駅から近郊列車のCreil行きに乗ってシャンティで降りればいいだけなのだが、
そのCreil行き電車がみつからず、北駅構内で迷いまくった。
タリスやTGVのホームは、新幹線と同じですごくわかりやすいのだが、
近郊線のホームは、階層別に路線が分かれていて、しかも、どの列車がどのホームに着くのかわからないこともあって、
東京駅で、舞浜方面へ行く京葉線を探すときの100倍くらい迷ってしまった。 (関西人にはよくわからないたとえですいません)
駅のインフォメーションのおっちゃんは丁寧に答えてくれているのだが、タリスの券売り場と違って英語ではなくフランス語しか通じないので、ジェスチャーでしか理解できない。
そういう意味では、ほんとうに”はじめてのおつかい”を地でいっていた。保育園児が東京駅からディズニーランドまで行くのとさしてかわりはなかった。



なんとかかんとか近郊線に乗り、かっこいい機関車に牽引される客車に揺られてシャンティに着いたが、
シャンティのどこに調教場があるかわからない。こまったなあ。。駅員さんに聞いてみよう。

わたし 「ぱーどん?わし、競馬の大調教場に行きたいんやけど、どう行ったらええん?」
駅員のおっちゃん 「競馬の大調教場?なんやねんそれ?」
わたし 「ほら、こう(両手を目一杯広げて)、草原が広がってんねん、ほんでな、(指をつまんで)こう、お馬さんがな、たくさん
パッパカパッパカ、走らはるとこやねんけど、おっちゃん知っとう?」
駅員のおっちゃん 「ようわからんけど、そこから路線バス出とうし、乗ってみ。この町狭いし、すぐわかるやろ」
わたし 「ありがとさん」

言われるがままに路線バスに乗った。
バスの一番前の席に座り、運転手さんの座席裏に設置された路線バスの案内板を眺める。



どうやら乗ったのは循環型の路線バスのようで、シャンティー全域をくるっと一周まわっているようだ。
バスはすぐに動きだし、GARE(駅)から、上記の路線図で上の方に動き出した。食い入るように車窓を眺め、シャンティの森を探す。
走ってすぐに、馬の博物館に隣接する、シャンティ競馬場が見えてきた。

「す・・すんませーん!おりますおります!わし、ここでおりまーす!!」



おお・・ここは馬の博物館!間違いない!!4年前にツアーで訪れた場所だ!まだ早すぎて開いとらんなあ・・。
そして、荘厳な博物館に隣接する・・



シャンティ競馬場やああああ!(T_T)←感涙

紛れもなくここは、フランスダービー(正式名称はジョッケクルブ賞)の行われる聖地!!
モンジューが、ルアーブルが、スラマニが、ダラカニが・・・ここを駆け抜けたんよなあ・・
シャンティの広い馬場を眺めながら、歴代の名馬の疾走に思いを馳せる。

それにしても、だれもおらんなあ・・。(開催していないのであたりまえだが)
こんな贅沢な光景を独り占めしてええもんなんやろか・・(^^;)


 ↑ コンデジで撮影したシャンテイ競馬場全景 いかに(背景に)無駄なものがなく、撮影するにあたってすばらしい環境であるか、競馬場で撮影されたことのある方なら、わかっていただけるはずである



さらに少し歩くと、シャンティー城が見えてきた。素晴らしい城なので中に入りたい気持ちもあったが、
今日ここに来た目的はあくまで大調教場だったので、諦め、あとにする。
上記のバスの路線図をみてもらえばおわかりのとおり、シャンティ競馬場と馬の博物館、それにシャンティ城は、
ほぼ隣接した形で一カ所に集まっており、ひとつの観光スポットになっている。
4年前に旅行社のバスでまわったときの記憶を辿れば、たしか馬の博物館と大調教場は、(そこそこ)離れていた(はず)
さてさて、どうしょうかなあ・・と思った矢先、またまた循環の路線バスがやってきた。

「すんませーん!乗ります乗ります!のせてくださーい!」

循環バスは、学園前らしき停留所を経由して駅に戻り、今度は南方面に走り出した。
南方面にいくと、道が細くなり、森の中を進み出した。塀の向こうには厩舎らしき建物が見える。どうやら近そうだ。

「すんませーん。。ようわからんけど、ここでおりまーす」
バスの客はわたしひとりだけだった。





ぶーん・・ (バスがいってしまう音)

さて、どちらに行けばいいんやろ?とりあえず、森の方に入ってみる。



「じゃまよ。」

う・・うわあ!ごめんなさい!
脇道から突然、馬に跨がった集団があらわれた。
おそらく、調教を終えた帰りなのだろう。どうやら、目的地は近そうだ・・っていうか、そんなことより、はやくどかなきゃ(^^;)
この近くに調教するトラックかなにかがあるのかなあ?

わたし 「あのう・・わし、調教場みにきたんですけど、このへんですかいな?」
うまにまたがったおっちゃん 「??」

う・・通じない・・。ごめんなさいね。わけわからんこと聞いて(^^;)
しょうがない、とりあえず、このあたりを散策しよう・・







iphoneのGPS機能が全く作動しない中、森と厩舎を横目に眺めるようにして歩くこと小一時間・・
冒頭のシーンに移るわけである(汗)
あとから地図を見れば、大調教場をぐるりと一周まわっていた。
疲れ果てて、帰るにも帰れないし、どうしよう・・と思っていたそのとき、急に開けた道に突き当たった。



おおお!この広い道は見覚えあるぞ!
しかもchevalて書いてあるから、馬のようけいるストリートに間違いないぞ!
ここに来てようやく足取りが軽くなる。しばらく進むと、ブックメーカーの店があった。




「ごめんくださーい・・」

店内に入ると、いかにもウインズにいるようなおっさんらが、奇異なものを見るような目で、一斉にわたしに視線を注いだ。

わたし 「あ・・あの、わし、なんも、あやしいもんやないんですけど、ここって、馬券とか買えるんですかいね?」
店にいたおっさん 「おまえ、なにもん?どっからきた?」
わたし 「わし、日本からきてん。あんたらとおんなじ、めっちゃ競馬好きやねん。わしら、同志やで」
店にいたおっさん 「(いぶかしそうに私を眺めて) ぼん、馬券買うけ?」
わたし 「うん。買ってみよかな。競馬新聞ある?わからんなりに、予想するし」

結局、いまやっているのがどの競馬場のどのレースなのかすらさっぱりわからず、まともに馬券を買うことができなかった。
「ごめんごめん、邪魔したね(汗)」と店を出るわたしを、狐につままれたような顔で、見送る店員とお客たち。
さらに店を出てしばらく進むと、フランスギャロの看板があり、明らかに4年まえのツアーで来た(覚えのある)場所についた。

やった・・ようやく辿り着いた・・

しかし、”関係者以外立ち入り禁止”と書いてあるとしかおもえない看板が大きく立ちはだかる。
繊細な動物であるサラブレッドの調教場なので、あたりまえだ。
無断で入るのは競馬を愛するものとして論外だが、ここまで来てホイホイと引き返すわけにもいかない。
思い立ったが早いか、隣接するフランスギャロの事務所に駆け込んだ。むろん、アポなんてとっているわけがない。

わたし  「すんませーん・・」
ギャロのひと 「??だれあんた?」
わたし 「わし、日本の、その、フリーのカメラマンなんやけど、ここちょっと入って撮影とかさせてもらえんですやろか?」
ギャロのひと 「じゃぽね?かめらまん?ちょいまち。こっちおいで」

2階の別室に連れていかれた。そこには、けっこういかつそうなおっちゃん二人がいた。

わたし 「わし、けっして、あやしいもんやないんです。あるときは、馬を愛するキャメラマン・・あるときは、馬を愛するジャーナリスト、またあるときは・・
ギャロのひと 「おたく、なにしにきた?」
わたし 「わし、大調教場を撮影したいんです。それだけなんです」
ギャロのひと 「撮影したいとゆわれてもなあ・・調教終わって、いま、うまおらんよ?
わたし 「それでもいいんです。わし、あの感動をもう一度、いんぷれっしょんを、わんすあげいんなんです!」

おっちゃんらは、『なにゆうてんねん?こいつ・・』と言った様子で、困惑している。わたしの語学力ではむりからぬことだった。
そうだ!ipadに入ってる写真をみせよう!ほらほら!わし、こんなふうに日本で馬の写真をたくさん撮ってるカメラマンなんよ?
おっちゃんたちはしばらく写真を眺めた後、なにやらふたりで相談し、言った。

ギャロのひと 「まあ、ええわ。日本から来たんやろ?かわいそうやし、入れたるわ。そのかわり、指定した場所以外は絶対に入ったらあかんぞ。」
わたし 「はい!わかりました!!おおきに!おおきに!」




ここやあ・・ここやあ・・(感涙)
4年前に訪れた大調教場・・。ここでディープは追われたんやあ・・
馬はいなくとも、この光景を眺められたうえに、写真まで撮らせてもらって超大満足♪(*^_^*)
帰りにギャロにお礼に言いに行った。

わたし 「おおきにおおきに!ほんまおおきに!ええ思い出ができましたわ。」
ギャロのひと 「競馬好きなおにいさん、今日、競馬やっとうん知っとうか?」
わたし 「え?今日?競馬?どこで?」
ギャロのひと 「アンギャン(オンガン)競馬場や」
わたし 「あんぎゃん?どこそこ?」
ギャロのひと 「あんぎゃん知らんかったら、あんた、もぐりやで(笑)パリ郊外の少し北に行った静かなとこや」
わたし 「わし、今からそこに行きます!おおきに!ありがとさんです!」

お礼を言うやいなや、事務所を飛び出し、駅の方に駆ける。
大調教場を一周したこともあり、駅への最短コースは体で覚えている。
小走りで20分足らずでシャンティ駅に着いた。



すぐに来た北駅行きの近郊列車(快速)に乗り、地図でアンギャンの位置を調べる。よくわからない。
あかん・・場所がわからんかったらどうしようもないな・・と諦めかけたが、パリ北駅に着くと電波線が立ち、
ipadを使ってアンギャン競馬場のサイトにつなげることができた。さっそく”アクセス”欄を調べる。
なになに・・ここ北駅からポントワーズ行きの電車に乗って、駅から20分ほど?おお・・近いやん!
駅の案内板を見ると、だだっ広い構内の右端(だったと思う)がポントワーズ行きのホームだと書かれていた。よっしゃ!今度は迷わず乗れそうやぞ!
電車には簡単に乗れた。乗車時間も20分くらいだったろうか、あっという間にChamp de Courses d'Enghien駅についた。ホームから競馬場が見える。
間違いない!アンギャン競馬場に着いたぞ!(^o^)




ホームからすぐ降りたところが入場門だったが、”ほんまに開催しとるんかいな・・”と疑問に思えるほど閑散としていた。
ゲートのおばちゃんに聞くと開催してるという。入場料は、ロンシャンより1ユーロ安い3ユーロだった。



入場しても、ほとんど人がいない、平日の淀競馬場のようだ。けど、開催してるってゆってたしなあ・・



馬場の方にいくと、競走馬がジョッキーに跨がってやってきた。
おお!よかった!ちゃんと開催してた!どうやらレースを終えて帰ってきたようで、親子が肩車で拍手し、迎えている。
なんとも牧歌的な風景だ。こういう牧歌的な雰囲気のローカル競馬場は大好きなので、思わず顔がほころんでしまう(*^_^*)



心ときめかせながら、建物の中に入る。
ピカピカに磨かれたフローリングの床には、馬券ひとつ落ちていない。

次に行われるレースがどんな競走なのか、なにひとつわからないので、出馬表をもらいにインフォメーションへ。
どうやら障害レースのようだが、当然のことながら、馬名をみてもさっぱりわからない。
どうしよう・・新聞でも買おかな?最低限の情報(データ)がなければ、馬券なんてかえっこないもんな・・だって、あたるわけあらへんもん・・
ん?
ん??
いままで幾度となく、日本で競馬新聞を睨みながらデータを分析して馬券を買ってきたけど、ろくな結果でとらんよな・・。
わし、いま、なんの予備知識もないけど、それって、ある意味、”純粋に馬の見る目”を試せるチャンスなんとちゃうやろか・・。

そうだ、
パドック
行こう!




パドックに行ったが、馬やジョッキーをカメラで撮影している人間は誰ひとりいなかった。
また、日本人もひとりとしていなかった。
それでも、ぜんぜん、浮くことはない。個人主義が社会に根付いているヨーロッパは大好きだ・・(*^_^*)
・・と友愛ムードでいる場合ではない(汗) わたしは闘いにきたのである。

写真の撮影は大事だが、馬券の検討をおろそかにはできない。
こういうときだけ計画的な私は、最初の10分を馬見に集中し、あとの時間を撮影にあてることにした。
見てろよ!現地のフランス人!
このおれが、”馬(体)を見る目”だけで、馬券を当てまくってやるぜ!
21年、一線級で競馬を続けるというのは、どれだけ大変なことか。どれだけ辛酸を嘗めてきたか・・
伊達や酔狂で競馬をしてきたわけではないことを、このアンギャンで証明してみせる!(鼻息ぷーぷー)

そういえば、高校に通う電車通学で読んだ聖書に、こう書いてあった。


パドックで正しく馬を見るには欲っ気を断つことである。これが唯一無二の鉄則である。
さらに書けば、欲っ気について、先入観念または固定観念をいだいてもいけない。理想論ではない。セオリーなのである。
さらにさらに書けば、ご自分を信じなさいということである。
欲っ気をもたず、先入観念にも固定観念にもしばられずに、自分を信じて、馬を見る。この境地に近づけば近づくほど、馬が見えてくるものである。
もちろん、上達するには何ヶ月かの時間が必要になるが、コツだけは、意外に早く習得することができると断言していい。

素人だから分からない、と思ってるうちは、まずパドックで馬を見ても分からない。
というのは、はじめから分からないと自分に言い聞かせるようでは、その人の脳は最初から【パドックで馬を見る】という行為を否定しているからだ。
人間の脳は、私たちが考えている以上に優秀であり、驚くべき才能を秘めているのである。
ぜひ、自信を抱いて欲しい。

ある程度でも、パドックで馬を見て分かるようになると、目の前の鱗がぽろりとおちたように、突然、競馬が無茶苦茶に面白くなってくる。
間違いなく競馬観が一変する。
なぜ、こうなるのであろうか。
核を得られるからである。競馬の核は馬であり、その馬の該当レース時のデキの良否が、競馬というゲームの最大の決定条件になるからだ。


(罫線内、完全引用 山口瞳・赤木駿介著書 『日本競馬論序説』より)


わたしは、すっかり忘れていた。
この、”日本競馬論序説”を読んでいた頃の原点を。
ギャンブル性よりも、スポーツ性に重きをおき、単複馬券を中心に、馬を直接見て判断することによって得られる的中の快感をである。

わたしが、その気になれば、本気の本気で馬を見れば、勝ち馬なぞ、わからないわけがないではないか。

パドックを俯瞰できる場所に身をおき、鋭い目で、ひとつひとつの馬ではなく、全体の動きというか、流れを見る。
気合いを入れて、集中して、全体を嘗めるように眺める。
達観すれば、バガボンドで描かれている宮本武蔵のように、「見るともなく全体を見る」という域に達する。
そうすると、突如として、「あれ?あの馬、やけに気分がよさそうだぞ?」という馬が見えてくるのだ。
気分がいい=状態がいいというわけで、その馬は少なくとも能力を出し切れる状態にある可能性が高い。
逆に、「あれ?あの馬、なんか走るのいやそうやなあ・・」という馬も見えてくる。
そうした馬は、能力を出し切れぬまま、レースに集中できないまま競走を終えることが多い。

確信が持てた。調子のいいのは1番、調子のわるい馬は16番だ。
オッズを見る。16番が一番人気だ。なんと、1番は最低人気である。
やった!ついに、”核”を掴んだ!喜び勇んで窓口に走る。
「アン(一番)、ガニャン(Gagnan・単勝)で、ヴァンユーロ(20ユーロ)、すぃるぶれ(おねがいします)」





レースは16番があっさりと勝ち、1番はベベだった。






ラフな服装の厩務員さんが、ジョッキーと談笑しながらパドックを歩く。
競馬に携わってる人全てが、レースを心から愉しんでいるようで、見ていてとても心地いい。














牧歌的な雰囲気の競馬場ではあるが、ジョッキーたちは、ここをステップに”上”へのし上がるために、必死の努力をしている。
なんとか”実績”をあげるべく、調教師やオーナーとコミュニケーションを多くとりながら、会話を交わす表情は真剣そのもの。




なんでもないスナップのワンショットが絵になる。パリの穴場中の穴場、アンギャンは、すばらしい環境の競馬場だ。



本馬場でもだれも撮影などしてないので、どこの場所でもすぐに撮れる。
この日は流し撮り一辺倒。芝と森の美しさとサラブレッドのスピード感が伝わるといいなあ・・(*^_^*)






結局、馬券はひとつもあたらなかったが、競馬場の雰囲気があまりにもよかったので、気分よく競馬場をあとにする。
ホテルへの帰途につく途中、パリ北駅構内の大型広告で、モーターショウを開催してることを知った。
これは行くしかない!ということで、さっそくipadでパリモーターショーのサイトにつなげ、会場へのアクセスを調べる。
最寄り駅はPORTE DE VERSAILLES、比較的ホテルに近い、パリ郊外南部だった。
疲れ切っていたこともあり、一旦ホテルに帰って軽食を食べ、路線バスとトラムを乗り継いで会場に向かう。



会場に向かうトラム(路面電車)車内。真ん中の柱にあるグレーの小さな機械は乗車券の販売機。





モーターショーの会場は意外なほど空いていた。
・・というより、9つのカテゴリーエリアに分かれた会場があまりにも広くて、自然に訪問客が分散されていた。
それに加えて、平日のあいの日で訪問者の数も少なく、快適に見ることができた。








BMWの新コンセプト車。今度、うちの社長に新車(タクシー)で導入してもらおう(^_^;)



深紅のフェラーリゾーンはモータースポーツファンにとって、やはり別格。
いやがおうにも、胸が高鳴る。




フェラーリ初の「HERE」(ハイ・エモーション・ロー・エミッション)システムを採用した、話題の新車”カリフォルニア”
走行性能は一切妥協せず、エコを実現してるとか。
か・・かっこよすぎ・・(>_<)








2011年から、WRC(世界ラリー選手権)に参戦するMINI
直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと、「オール4」と呼ばれるフルタイム4WDのコンビネーションで、トランスミッションは6速シーケンシャル。
(仕様は、RESPONCEのサイトから引用)






MINIが開発した初の二輪車は、なんと電動スクーターだった。



トヨタブースで燦然と輝く、FTハチロクconcept
「開発目標は、ドリフト性能世界一です」と開発リーダーを務める、多田チーフエンジニアは言い切る。(日経トレンディーより引用)




大好きなFIATの新車。これが、話題のESSE ESSEなのかな?





GT by CITROEN (コンセプトカー)



会場でも一際注目を集めていた、メルセデスベンツ2代目CRS 4.6リットルV型8気筒ツインターボ(408ps) 
(仕様は、RESPONCEのサイトから引用)








ロールスロイス GHOST ERB、 お値段、さんぜんよんひゃくきゅうじゅうごまんえん也



おおお!Zやん!



おそるおそる乗ってみた。うひゃあ・・車庫入れのときに、柱にぶつけちゃったらどうしよう・・(>_<)











結局、3時間くらいはいただろうか。ほとんどのブースを足早に撮影してまわり、閉場寸前のブースをあとにする。

もう、明日は、帰国の途か・・なんだか、とても、さみしい(>_<)
疲れきっているのに、まっすぐホテルに帰るのがイヤで、
またトラムに乗って、セーヌ川流域にあるノートルダム寺院と凱旋門に立ち寄った。
これで、パリの夜景も見納めだ・・。うう・・涙が出てくる。

また・・また・・来れればいいなあ・・。








おまけの最終日へ

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